214: 名無しさん@おーぷん 21/06/28(月)13:04:22 ID:2Y.6j.L1
まだモラハラとかDVとかいう言葉が今ほど一般的じゃなかった時代に、モラハラDV夫から従姉が昼逃げ(夜逃げの昼間バージョン)するのを手伝ったことがある。

メンバーは大物家具などを運び出す担当の従兄四人と、こまごました荷作り担当の私と従妹。
昼逃げする当人の従姉は片腕を骨折してたから指示のみ。

従姉がやられたことは暴力・暴言・浮気・貯金の使いこみ・性病うつされて流産→さらに暴力。
(許せん!)
と思って昼逃げ隊に志願したけど、いざ前日になってみたら緊張して心臓バックバクで寝れなかった。

早朝に起きて従兄たちと24時間やってるマックで待ち合わせ。
従姉から
「夫が出勤した」
と連絡をもらい(その頃まだPHSだった記憶)マックから従姉家へGO。

従兄が大型免許持ってるからトラック借りて、ガンガンそこに荷物積んでいった。
こまごましたものは従姉がちょっとまとめてたけど、あからさまにやるとモラハラ夫に気づかれるから
ほとんどできてなくて、大急ぎで私と従妹がゴミ袋にがんがん詰めた。
あとで整理するからいいやって。




その最中にも何度も何度も電話が鳴った。
モラハラ夫から従姉あてに。
(いつ仕事してんの?)
ってくらいしょっちゅう鳴る。
従姉はそのたび
「家にいるよ」「ずっといる」
と答えるんだけど、
モラハラ夫はなかなか切ろうとしない。
その電話でこっちの神経まですり減った。

『何か隠してるだろう』
みたいなことを電話の向こうでずっと問いつめてるんだよね。
従姉がそのたびに
「あなたに何も隠せるわけないじゃない」
って機嫌をとろうとするんだけど、
従姉も限界みたいでだんだん泣き声みたいになっていって、私達まで電話が鳴るたびビクビクしてた。

昼休みにも鳴って
「今から帰る」
みたいなことをモラハラ夫が言い出したみたいで、従姉が
「帰ってきたって何もないよ」
って止めていた。
今思えばこの従姉の言葉からして怪しさ満載だし、完全にモラハラ夫は態度とかもろもろで疑ってたんだと思う。
でも当事者の私達は
(なんで?超能力?)
とか思ってた。
アホだ。

そう思えば思うほどモラハラ夫が恐ろしく感じられてきて、従姉の家にいる間ずっと心臓バクバクしっぱなしだった。
トイレ行くふりして逃げようかとか卑怯なことまで考えたほど。
できるわけないけど。

でも何とか脱出成功し、従姉実家へトラックで向かった。
私たちはすぐ帰るつもりだったけど、疲労困憊(主に神経疲労)で動けなくなり、従姉んちで休ませてもらった。
そしたらモラハラ夫が従姉実家にやって来た。
私と従妹はそれを窓から見たんだけど、
モラハラ夫が小太りのチビで全然強そうじゃなかったのが衝撃だった。
披露宴によばれなかったから写真でしか見たことなかったんだよね。
(こんな弱そうで真面目そうな人が女殴るんだ~)
って驚きだった。

実際自分のテリトリーを出たら弱い人だったみたいですぐ離婚になったけど。



NEVER RETURN
NEVER RETURN