207: 名無しさん@おーぷん 21/06/19(土)12:15:16 ID:q2.6o.L1
俺が中学生の時の話。

学校から帰って俺はジャージのままコタツで寝てた。
今思えば多分布団をかぶって髪の毛だけ出てた状態。
そしたら何かモゾモゾする感触があって目が覚めた。
誰かが俺の尻をモミモミしていた。
その触り方が、説明できないんだがすごく怖かった。
明らかにふざけているのではない触り方。
ちょっと言葉で説明できん。

怖くて固まってたらそのうちモミモミは止んで、
「S(姉の名前)、いい子な」
ボソっと父の声でそう言ってコタツから出て行った。
何かその言い方も怖かった。
声とかはすごく優しかったんだが、脅すみたいな?『誰にも言うなよ』ってニュアンスをはっきり感じた。
なんでそう感じたかはほんと説明できないすまん。




んで怖かったし、悪いことだってことはわかってたから、数日誰にも言えなかった。
父はふつーだった。
ふつーにいつも通りメシ食って晩酌して会社行ってた。

で、これも何でかわかんないけど俺は忽然と
『俺は姉と間違えて触られた』→『真の被害者は姉である』
と悟った。
『当たり前だろ』と言われそうだが、触られてしばらくは父がひたすら怖くて父にばっか意識が集中してた。

母に言ったら怒られる気がしたから、言いやすい姉の方に直で言ってみた。
「コタツで寝とったら父ちゃんにけつ揉まれた。
姉ちゃんの名前呼んどった。
姉ちゃんはコタツで寝んほうがいいぞ」

と。
この『コタツで寝なければよい』という結論が実にアホの浅知恵である。

姉ちゃんはビックリした顔をして泣きだした。
そして
「一緒にばあちゃんちに行こう」
と俺の腕を掴んで言った。
このばあちゃんとは母の実母。
というわけで俺と姉は祖母家に家出した。
あとからわかったことだが、姉はすでに何年も父にセクハラされており、俺の話を聞いて『自分(姉)と間違われて触られた』と解釈せず、
『父の魔の手がついに弟にも及んだ。
弟を父から引き離さねば』

と思い、家出にいたったらしい。
いまいち意思の疎通ができてなかった。
お互い父の行動が気色悪くてくわしく話せなかったせいである。

その後、両親が迎えに来たが、後日、母だけで来た時に俺と姉から母に話した。
その場には母と祖母と、何でか忘れたが祖母と同居じゃない伯父(母の兄)もいた。
この伯父がカンカンに怒り、さっさと弁護士を見つけてきた。
母は最初のうちはうろたえてたが、そのうち伯父以上に怒りはじめ、俺と姉は結局家に帰らず祖母んちから学校に通い、半年くらいで両親の離婚が成立した。
伯父が士業なせいかうまいこといい弁護士を見つけたみたいで、養育費は一括で取れたらしい。

息子の尻(0歳9ヶ月、おむつ越しの尻)をサカナに酒飲んでたら思い出したから書いてみた。


208: 名無しさん@おーぷん 21/06/19(土)14:04:40 ID:FU.cy.L19
>>207
姉も弟も、お互いを思いやり合ってて、それが問題解決に結びついたんだね
よかった



切断された手 左手×1 右手×1 計2つ
切断された手 左手×1 右手×1 計2つ