655: 名無しさん@おーぷん 20/10/19(月)18:18:57 ID:Q4.rb.L1
俺が小学校1~2年の時、親父は単身赴任で1カ月に1度くらいしか帰ってこなかった。

それとは別に、親父の父親(父方祖父)は自分で会社を経営していて、『出張旅費を浮かすため』と言って1カ月に1~2度、うちに泊まっていた。
俺は子供だったんで、オモチャ買ってくれて外でパフェとか食わしてくれるじいちゃんが来てくれるのがうれしかった。

が、今考えたら、これ、おかしいだろ?
家にはお袋と俺だけなのに、お袋からしたら赤の他人のじいちゃんがちょくちょく泊まりに来るって。




じいちゃんが泊まる夜は、必ずお袋は
「おじいちゃんと一緒に寝なさい」
と俺をじいちゃんの布団に放り込んでいた。
俺が
「じいちゃん、お話して~!」
とせがんで、じいちゃんも桃太郎とか一寸法師とかを話してくれた。

じいちゃんが他界した時、ばあちゃんが
「あーせいせいした。
あっちこっちに女作って、二号三号がいて、後始末を私にやらせてたような奴だったからね。
30年遅く生まれてたらとっくに別れてたわ」

と言ってたそうだ。

そしてじいちゃんの葬式の後、親父とお袋も別れた。
親父は単身赴任先で女作ってて、お袋が
「お義父さん(じいちゃん)があなたのいない時に泊まりに来るのが嫌だ」
と訴えていたのに、ごまかすためというか話をそらすためというか他になんか目的があったのか、
「家に俺がいなくて心配だから、時々出張ついでに親父(じいちゃん)が行ってやって」
とじいちゃんを煽っていたことが、話の流れでわかったから。

当時、子供だった俺の耳には入らないようしてくれてた。
俺が上記の事情を知ったのは、親父が死んだ時にお袋が話してくれたから。
離婚の理由はただ『親父が浮気したから』と思ってたんで、
じいちゃんとのほのぼの思い出が一気に崩れ去ったのが俺の修羅場。

俺はもうアラフォーなんだが、こんな祖父と父親の血を引いていることが怖くて、彼女がいたこともあるし結婚を考えたこともあるけど、恥ずかしい言い方をすると “愛” の存在、いや “持続する愛” の存在が信じられず、いまだに独り。
(一生独りでいい)
と思っている。


656: 名無しさん@おーぷん 20/10/19(月)18:37:50 ID:9G.kc.L17
不意打ちで爺行かせて世話させて、自分のところに簡単に来られないようにしてたんですね
爺は爺であわよくば、と

657: 名無しさん@おーぷん 20/10/19(月)18:39:20 ID:9G.kc.L17
んで母は身の危険感じて夜這い阻止のため爺ちゃんと我が子を寝かせてたと
なんてギスギスした関係なんだ…

658: 名無しさん@おーぷん 20/10/19(月)18:59:15 ID:vh.g5.L10
そういう大人のドロドロした牽制を子供時代は気付かずにいられた…
ってのは良いことなんだろうな

結局バラされてるわけだけど

墓まで持っていく、秘密や心の内を秘するってやっぱり難しいんだな



Broken Balance (収録アルバム:ISOLATION THERAPY)
Broken Balance (収録アルバム:ISOLATION THERAPY)