222: 名無しさん@おーぷん 20/09/25(金)21:32:13 ID:HJ.ru.L3
恋人時代、彼の年収600万、私400万だった。
プロポーズの時に、
「子供が出来たら最低でも小学校に上がるまでは専業主婦で子供についててやってほしい。
俺だけの収入ではやりくり大変になるかも知れないけどお願いします」

と言われた。
彼は子供の頃、両親が共働きで殆ど祖父母に育ててもらったらしく、
「母親がいつも一緒にいる友達が羨ましかった」
んだそうだ。
私は薬剤師の資格を持ってて再就職のことをそう難しいとは考えていなかったので、了解した。

結果、結婚翌年に一人目、その2年後に二人目が生まれ、なんだかんだで予定より長く仕事を離れていたが、仕事仲間から色々話を聞きながらいつでも戻れるように勉強は続けていた。

下の子が5歳になった時のこと。
突然、夫がキレた。
特に深い意味もなく、ただ『そうあればいいな~』ぐらいの気持ちで
「結婚10周年には家族4人で旅行したいね」
って言っただけなんだ。
『行こう』ではなく『行きたいね』って話だった。
それまで、帰省することはあっても家族で旅行をしたことがなかったから。
せいぜい日帰りで行ける海水浴や遊園地ぐらいで。
それが不満だったわけじゃない。

ただ、『10周年と言う区切りで家族旅行ができればいいね』ってだけのことだったのに
「俺の収入が少ないから嫌味言ってんのか」
っていきなり怒鳴られて、びっくりして
「別に少ないなんて思ってないよ。
家族の為に一生懸命働いてくれてありがとうって、いつも感謝してるよ」

って言ったら
「心にも無いこと言うな!」
って、
ほっぺ叩かれたんだ。
あの時は本当に頭が真っ白になった。
意味が分からな過ぎて。




そりゃあ贅沢は出来ないけど、普通に生活していけるし、夫の実家からは子供に洋服とかお菓子とかよく送っていただいたし、私の実家からはお米とか野菜とか送って貰ったし、困ってることは全然なかったんだよね。
退職した会社からも『いつでも戻っておいで』って言われてたから焦りも無かった。
私の中ではすべて計画通り、順調な結婚生活だと思ってたから、
(そういう生活ができるのは夫が頑張って働いてくれてるおかげ)
ってちゃんと思ってるのに『心にも無いこと』って決めつけられて、どう対応していいか分からなかった。
夫が一体何に怒ってるのか分からなかったの。

それから半月ぐらいギクシャクした。
(謝った方がいいのかな)
と思ったけど、私は自分には非は無いと思ってたし、それで謝るとそれこそ『心にも無いこと』になってしまうから、普段通りを心がけて暮らしてた。

そしたら夫の方から謝ってきた。
その時に言われたのが、夫の会社がこれまでと形態が変わって年俸制になってたんだが、以降全く給料が上がらないことに焦りと苦しさがあったようで、
「それで悩んでる時に、(私)が能天気な言葉を発したのでムカついた」
んだそう。
その時は、
「(夫)がそんなに悩んでることに気付かなくてごめんね」
って私からも謝った。
それで一件落着だった。

223: 名無しさん@おーぷん 20/09/25(金)21:32:20 ID:HJ.ru.L3
だけど夫に対する見方が、それまでとそれ以降では全く変わってしまったんだ。
(この人は相手の気持ちを決めつけて暴力をふるう人なんだ)
って心の隅に常にあった。

そして下の子が小学校に上がってから、有難いことに元の職場に欠員があって復職した。
最初はパートからで、子供が学校から帰る頃には帰宅出来てた。
そして下の子が高学年になる頃に、正社員登用の話があったので、今後の教育費のことも見据えて
「正社員に戻りたい」
と夫に相談したら、またキレちゃった。
「そんなに俺は甲斐性なしか」
って。
確かにその頃もあまり年収は変わってなかった。
だけどそんな事言ってるんじゃないし、これからどんどんお金が掛かってくるし、稼げるなら稼げるだけ稼ぎたいってだけ。

私もその時は腹が立っちゃって
「いい加減にしてよ!
そんなこと言ってるんじゃないってまた一から説明しなきゃわからないの!?」

って怒鳴り返してしまった。
そしたら又頬をパーン!って。

で、私ブチ切れて数日後に子供連れて家を出た。
子供の学校のことがあるから、とりあえずウィークリーマンション借りて、職場には正社員の話を受けた。
二度も叩かれたことで心が折れてしまって、離婚を求めた。
夫は子供をひとりずつ引き取ることにしたかったが、私はふたりとも親権が欲しくて話し合いは平行線。
結果、調停を経て、暴力による慰謝料請求と言う形にはしない代わりにふたりの親権を貰うことで決着。
離婚した。

養育費は半年で途絶えた。
携帯は解約されたみたいだし、会社も辞めたみたいだし、引越し先も分からない。
義実家にまで電話する気にはなれなくて、
(もういいや)
って思った。

どうにか夫の一馬力だった頃ぐらいの収入を得られるようになって、あの頃から大人一人分引いた生活費で、子供が大きくなったとはいえ、あの頃のようにアルコール代や接待費が掛からないぶん、意外と普通に生活できてる。

上手くいってたはずの結婚生活が壊れてしまう原因って、案外小さな出来事なんだなぁとしみじみ思う。



	
Naiyo Jaana