181: 名無しさん@おーぷん 20/09/08(火)19:17:50 ID:L2.bv.L3
夫29歳・私26歳の時に結婚して、10年目。
子供は不妊治療を4年やって諦めて、現在夫婦ふたり。

2年ぐらい前に、夫が仕事でやらかして減給&異動になり、それに反発して仕事を辞めてしまった。
何をやらかしたのは本人が絶対言わないので分からないが、異動先から考えると暗に『自分から辞めろ』と言われてるような部署なので、相当なことだったんだろうと思う。
でもまぁ夫なりに頑張った結果としてのしくじりなんだろうと思い、またすぐに就活に入って再就職先も決めてきたので、本人が話したくないのなら聞かないことにし、これからまた頑張ればいいって思うことにした。
ただ、夫の年収が3歳年下の私より低くなり、夫がそのことをとても気にしてる様子なことは気になっていた。

私の仕事は色んな資格が絡んできて、資格を増やせば増やすほどお給料が上がって行くのに対し、夫の仕事は営業で、大きな仕事を取ってくればそれなりに評価はされるだろうが、基本的にベースアップで少しずつ上がって行けばヨシと言う感じ。
そして私は夫が転職してから又ひとつ資格を増やし役職も上がった。
夫が転職する前は、資格試験に受かれば自分でケーキ買ってきて報告したり、昇進すれば夫がお祝いの食事に連れていってくれたりもしたが、こういうふうになってからは言い出せなかった。
資格をとる勉強をしてることは見ればわかるだろうけど、受験結果を聞いてくることもない。
夫が今の仕事に満足してないことも感じてたし、残業が多い割には収入が増えないことにイラついてるのも伝わって、仕事の話は全くしないようになった。




正直、息が詰まるようになってきたんだけど、どうすればいいのか打開策が全くわからなくて義母に相談した。
だが義母には
「子供もいなくて夫婦ふたりなら、頑張って働くこともないんじゃない?
パートででものんびり働けば?」

って言われてしまった。
私は子供がいないからこそ、せめて好きな仕事を失いたくない。
そう言うと
「でもそれで夫婦関係が拗れたら不幸なこと。
男は家庭の中では自分が一番になりたいもの。妻は手のひらで転がせばいいのよ」

と言われた。
義母が言うことも分かるような気もするけど、時代にそぐわない気がした。
何より、私は仕事が好きだった。
仕事だけは辞めたくなかった。

それからしばらく経って、信号待ちしていておかまを掘られた。
幸い私自身はなんともなかったんだが、トランクのドアが開かないぐらいめり込んだ。
8年乗ってた軽自動車だったが、この機会に買い替えることにして、あれこれカタログ貰ってきた。
私は今度車を買い替える時はSUVにしたかったので、C-HR・RAV4・CR-Vなどのカタログ。
そしたらそれを見た夫が
「お願いだからコンパクトカーにしてくれ」
と言った。
『次はSUVを』って事はずいぶん前から、それこそ夫が転職するずっと前から言ってたことだったので、ビックリして何故かと聞いたら
「これ以上惨めな気持ちにさせないでほしい」
「妻が夫より大きい車に乗ってるなんて恥ずかしい」
と。
ちなみに夫が乗っているのはアクアで、
「安全面でも安心だからおまえもそれにしろ」
って言う。

この日までは夫に対して、まだ愛情はあった。
だからあれこれ気を遣いながらも一緒に生きていくつもりだったけど、これでプツンと切れてしまったんだ。
自分の甲斐性で買うのに、そんなことまで夫の顔色を窺わなければいけないことがどうしようもなく苦しくて辛くて腹も立って、夫に
「離婚しよう」
と申し出た。
「お互いの為にもその方がいいと思う」
って。
「夫は妻と自分を比較して卑屈になって、妻(私)は夫の顔色を窺って上を見て歩けない。
子供もいないのだし、夫婦でいる意味はあるのか」

って。

最初の数日は聞いてるのか聞いてないのか分からないぐらい無表情で、ただ最後に
「いやだ」
と言うだけ。
それでも、
「(夫)にとっても『今の(夫)がいい』と思ってくれる女性とリスタートしたほうが残りの人生、いいんじゃないか」
って根気よく説得して、2ヶ月ほど話し合ってようやく離婚が成立した。

離婚が決まった時、義母から電話があって散々に罵倒された。
「これだから仕事持ちの女は反対だった」
んだそうだ。
「素直に私のアドバイスを受け入れていればこんな事にはならなかった」
んだそうだ。
うちの母より年下のはずだけど、母よりもずいぶん古い価値観に笑ってしまった。
義母のアドバイスを受け入れていたら、私は身動きのできない人生になっていたかも。

とにかく、マンションを探して家を出て、やっと落ち着いたので投下。



こっち見んな