41: 名無しさん@おーぷん 20/08/07(金)13:24:19 ID:sC.hm.L1
私が子供の頃、『男は仕事、女は家庭』がまだまだ当たり前の昭和の時代。
母親は職場から帰ってきても、家事育児を一人でするのが当たり前。
父親は飯が出てくるまでの間、TVの前で呑気に野球見たり、風呂に入ってビール飲んで寝っ転がったりしてるのも当たり前だった。
現代のように『夫婦で分担して家事や育児を…』なんて、珍しがられるくらいの時代だった。

ある日、私が夕飯を食べ終えても片付けず、妹と遊びだした時。
母から
「食べ終えたものは片付けなさい!」
と怒られた。




いつもなら素直に片付けるんだけど、何故かその日は
「なんで?お父さんだって、食べてもそのままにしてるじゃん」
と口答え。
「お父さんは働いてるからいいのよ!」
とまた怒られたが
「なんで?お母さんだって働いてるのに、片付けてるじゃん。しかもご飯も作ってるし洗濯もしてるじゃん。
お父さんなんて、帰ってからTV見てるだけで、なにもしてないよ」
と言ったら、
母に
『え?』
って顔され、TV見て笑ってた父も黙った。
感覚的に数分ぐらい黙ってた感じ。

暫くして母に
「屁理屈言うな!」
と怒られた。
私としては、片付けないのはダメだけど、『仕事をしてたら何もしなくてもいい』という母の言葉は子供心ながらになんかスッキリしなくて、モヤモヤだけがずっと引っかかっていた。

大人になった今、あの時に少しでも二人の意識が変わっていたら
「帰って靴下を脱ぎ散らかしっぱなし」
だの
「食べた食器も片付けない」
だのグチグチ言わず、
「お茶が用意されてない」
だの
「部屋の隅が汚れてる」
だのブリブリ怒ってお互い文句ばかり言わないで済んだのかな…と思わないでもない。



NOTHING DONE