825: 名無しさん@おーぷん 20/05/29(金)20:53:11 ID:VJD
学生の頃、自転車で20分くらい離れた場所に住んでる先輩と付き合ってた。

お互い一人暮らしで誰に気兼ねするわけでもなかったけど、私は授業が多かったので彼の家に行くことはほぼなかった。
彼に『来てほしい』とねだったこともないけど、
彼はほぼ毎日うちに来てた。
バイトが無い日は21時ごろ、バイトの日は0時ごろ。
そこからうちでご飯を食べる。

最初は買ってきてたけど、
残ってたお味噌汁か何かを出したら次から私が作ったものの残りをアテにするようになった。
残り物が無い日はしぶしぶコンビニに行くか、冷凍庫の作り置きを食べられた。




食べたあとはそそくさとお風呂に入り、後片づけはしない。
こっちの課題が立て込んでるときも何もせず勝手にベッドで寝てた。
私の周りの彼氏持ちも程度は違えどクズよりの彼氏もちばかりで感覚が鈍ってて、当時は強くは言えなかった。

朝も、こっちが朝ごはんを食べてる時間に起きて、ぼーっと座ってる。
食べづらいし、忙しくて出さなかったら勝手に冷蔵庫をあさって食べて洗い物もせずに帰られるし、かなり苦痛だった。

ある日、
『毎日来なくていい』
って言ったけど、
「俺は○○に会いたいから来てる」
「催促されなかったからいいかと思ってたけど食費は出すから」
と言われて言い返せなかった。
『せめてもう少し早く来れないのか?』
と聞いたら、
「俺だって家でやることがある」
って言われて何も言えなかった。

ある時、仲間内での飲み会で彼が友達と下世話な話をしてるのが聞こえてきて、内容が
「夜、レンタルDVD観賞するのにはまってる」
「DVDをレンタルをして観賞して楽しんで当日返せば安い」
「調子が良ければ2本観る」
と、饒舌に話してた。
てっきり家のことをしてるのかと思ってたけど、
考えてみればうちにいるから掃除も洗濯もご飯もする必要がない。
いろいろムカついて睨んでたら、話し相手が気が付いて気まずそうにしてたけど、本人は
「○○の負担が少ないように考えてる」
とがゲラゲラ笑ってた。

私は無料家政婦ではないし、食費も滞ってたので別れた。



寄生獣リバーシ(3)