757: 名無しさん@おーぷん 20/05/09(土)01:26:02 ID:l3.0g.L1
最近、二十代の頃に付き合った彼氏から連絡が来た。


その彼とは高校の時に知り合い、そのままお付き合いして大学から社会人へ。
私も彼も美男美女では無いし、至って普通の男女だった。
そうは言っても彼は優しいし、真面目だし、一緒にいて楽しかったし、とても幸せだった。
だから社会人になった時に
(このまま結婚するんだろうな)
と思った。
一片の疑いも迷いも無かった。

でもある時、彼が当時ネットニュースでも掲載された人助けをした(詳細は省きます)。




それから歯車が狂った。
それまで至って普通だったはずの彼は、
事ある毎にその人助けの話をする様になった。
初めは、その行動が表彰されて地元で一躍有名人になったので、話題にするのもなるのも自然な事だった。
でも、一ヶ月二ヶ月三ヶ月経っても、会えば必ず話す。
だんだんと
「声をかけた」
から
「助けなきゃと使命感が」
と、ヒーロー風味を帯びるのも気になった。

そのうち、今まで見たことのないライダースジャケットやブーツを身に着ける様になった。
肩や肘の部分にパットが入っている様なヤツ。
「趣味変わったんだね?」
と言うと
「お前もこういうの着れば?」
とピチピチでヘソ出しの服を薦められた。
“お前” と言われたのも初めてだった。

段々ズレを感じてた頃に、彼のお母さんから
「息子(彼)が最近変じゃないか」
と相談された。
その時に自分も困惑してた事もあって、
「そうですね、なんか今、彼、わかりませんが、無敵感なのか、よくわかりません」
と言ったら、彼のお母さんの
「息子は誰かに狙われてるの?」
とのリアクションを受けて、“彼の無敵感” を自分なりに説明した記憶が今でも鮮明に残ってる。

それから暫くして、彼から
「お前つまんないから別れるわ」
と明後日の方を見ながら言われ、別れを切り出す手間もなく別れた。


その元彼が Facebook で申請して来た。
持ち上がったほっぺの所がピカッと光った某黒光シェフを思い出した。
彼は進み続け、何処かに向かっているんだろう。
知らんけど。



あなたの知らない世界(1)