274: 名無しさん@おーぷん 20/04/30(木)14:45:35 ID:7J.ht.L1
義姉夫(A男)のことは、義姉が結婚する前から嫌いだった。

義姉(夫の姉)より20歳以上年上なのと、バツ4というのがまず不信感。
仕事も何やっているんだかよく分からないし、ちょくちょく変わってた。
更に凄いその場しのぎの嘘ばかりつくし、調子のいいことばっかり言って、主張もコロコロ変わる。

でも相手の気分をよくするコツは心得ていて、ちょっと会っただけの相手とか、義姉みたいに惚れている女性には “いい男” に見えるらしい。
確かに容姿は『芸能人の方ですか?』とよく聞かれるくらいには良かったし、年齢を言われなければ『義姉より少し上かな?』くらいに見えた。

義姉たちが付き合い始めて一年くらいした頃に、二人の結婚の話が出た。
義両親と義姉カップル・私達夫婦で顔合わせすることになり、その席でA男の仕事の話になった。
『お金がない』ということを義姉から聞いていた義両親が、
「自分たちの店を手伝ってくれないか?」
という話を持ち出した。
義両親のお店はかなり繁盛していて、人手はあって困ることはないので、それなりの給料を払える。
それに
「ゆくゆくは後継ということも考えてもいい」
と。
そこで
「是非!」
と二つ返事で引き受けたA男だったが、その夜にA男から実家住まいの義姉に断りの電話が来たらしい。




他にも付き合いが長くなるうちに色々矛盾が露呈し、その度に間に合わせの嘘で誤魔化すA男を見て、義両親も夫も結婚に猛反対するようになった。
義両親が電話でA男と話した時に、
「色々誤解もあると思う。直接会ってお話ししたい」
と言われたそうで、再度顔合わせの予定が組まれた。
そしてその日、義姉カップルは来なかった。
そのまま半分駆け落ちのように逃げて、結婚したみたい。

中立の立場を貫いていた私にだけ、時々義姉から連絡が来てた。
駆け落ちといってもA男には貯金もなく、義姉も親のお店を手伝っていたため新しく職を探さないといけなので、割と近場の安アパートに持てるだけの荷物を持って落ち着いたこと。
毎朝起きるとA男がいて幸せなこと。
高校卒業後にずっと親のお店で働いていた義姉が就けた仕事はパートで、A男は
「お前の親のせいで仕事をなくした」
と働かなくなったこと。
なのに『子供が欲しい』と迫られること。
…って内心
(演歌の世界みたい)
と思いつつ聞いていた。

聞いた内容はある程度を夫と義両親に伝えていたけど、全員
『自分で気がつくまで何言っても無駄』
と半分諦めていた。
義母にだけはこっそり
「これを渡してあげて」
と言われ、たまに近所の喫茶店で義姉に会って、義母からのお金を渡してた。
「義母さんからだよ」
と伝えると、
「うん」
とだけ言ってた。
あれだけ美人だった義姉が見る度に老けて痩せていくのが心配で、何度か
「大丈夫?」
と聞いたけど、
「大丈夫」
としか言わなかった。

数日前に義姉がいきなり訪ねてきた。
「A男から逃げてきた。しばらくいさせて欲しい。」
とマスクなしでゴホゴホ咳き込みながら。
『やっと目覚めたのね!』半分、
『この時期にそれで幼児のいる家に来ないで!』半分。

「申し訳ないけれど、ガレージの方で待っていて欲しい」
とインターフォン越しに伝え、義実家に電話した。
『引き取りに行く』と言ってもらえて一安心。
暫くしたら義両親が車でやって来たので、
「義姉さんはガレージで待ってもらってます」
と伝え、連れて帰って貰えた。

色々モヤるけど、でもこれで離婚してくれそうなのは嬉しい。



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