316: 名無しさん@おーぷん 20/01/01(水)23:03:17 ID:PQ.tb.L7
駅近4LDKのデザイナーズマンションにひとりで住んでるんだが、そのマンションは叔母の持ち物。
事情があって私が管理がてら住まわせて貰っている。

暮れの職場の忘年会のあと、その日は雨でなかなかタクシーが捕まらなかったため、同じ方面の同僚同士で相乗りして帰ったことがあった。
3人で帰って私は2番目に降ろしてもらった。
その最後まで乗っていたのがA。

Aは知人が同じマンションに住んでて、どの部屋も100平米超えだと言うことも知っていたそうで、後日
「あのマンションにひとりで住んでるって凄い!」
とか言い出した。




「別にすごくないよ。
頼まれて住んでるだけだし」

って言ったら
「でも凄い。
シェアハウスにしない?
私も住みたーい」
って言いだした。
Aとはたまたま状況的に一緒に帰ったけど、普段特に仲が良いわけでもない。
「はあ?
頼まれて住んでるって言ってるのに何言ってんの?」

と返した。

そして仕事納めの日。
部署ごとに仕事終わりに一時間ぐらい事務所で軽く飲んだり食べたりするのが恒例なんだが、その時にAから
「ねー、こないだの話、マジでシェアしたいーーー」
と言いだした。
「だから何度も言うけど頼まれて住んでるだけだし、そんな気ないし」
って言ったら、
「じゃあ聞いてみてよ。
一度でいいからデザイナーズマンションっての住んでみたいー。
私なんて1Kのふっるーい団地なのに、神様不公平すぎるううううう」

だって。
それを横で聞いてた先輩(よく仕事を組む、尊敬してる人)が
「シェアとか未だにやりたがる人いるんだ、ビックリした。
私だったら『住んでくれ』って頼まれてもやだ」

って助け舟出してくれて話は終わった。

とっくに終わった話だと思ってたけど、再度言われたことで
(まさかの本気だったとは!)
とビックリと同時に、
(何をどうしたらそんな厚かましい考え方が思い浮かぶんだ)
と驚いた。



シャレにナラナイさん (ビッグコミックススペシャル)