28: 名無しさん@おーぷん 19/08/18(日)15:04:47 ID:0t.ho.L1
同僚Aは40とは言え美人で、一見おっとりして見えるタイプ。
物腰柔らかで第一印象は決して悪くなかったが、常に自分が話題の中心でありたいタイプ。
そんなAが私に敵意を持つようになったのは、私が仕事の成績を認められ評価された出来事がきっかけだった。

Aは公私に限らず私のあら探しをし、私の仕事の仕方から個人的な趣味に至るまでチクチク言ってくるようになった。
それも後ろから囁くように嫌味を言って去っていく、という不気味なやり方。
馬鹿らしいので相手にしないで居たが、それでもAはやめない。

ある時、
(黙っているのも良くないか)
と思い
「そんなに気になります?なんでそんなに私の事をチェックしてるんですか?」
と聞くと、Aが大袈裟に
「(私)さんが機嫌悪い~!」
と周りに言いふらし始めた。
Aは、1週間ほども
「(私)さんの機嫌が悪い。情緒不安定。体に悪いものでも食べてるんじゃないかしら。それに何故か(私)さんって、機嫌の悪い時、私にヤツ当たりするので困ってます。」
と言い続けた。
美女のAにメロメロの男性上司は最初からAの言い分を信じて、
「Aに嫉妬してるのではないか」
などと言ってきた。




ある日、私がたまたま会社に対するクレームの電話を取ってしまい、必死に取り組んだ時のこと。
Aがその様子について
「お客様は(私)さんの対応に大きな不満を持ってたようですよ。私、分かるんです。」
と周りに触れ回った。
Aのこの『私には分かる』は、Aのお決まりのフレーズ。
日頃から
「私って人の気持ちに敏感で、人の気持ちが手に取るように分かるんです」
と言う。
クレーム対応の後に言いがかりつけられて、私の心の中はもう爆発寸前だった。

ところが後日、そのクレームのお客様から
「(私)さんの対応に感銘を受けた」
との入電があり、そのお客様からのお褒めが、社員の前で発表された。

赤っ恥となったAはかなり悔しい様子だった。
自虐的な発言をしてみたり逆に自分の仕事の成功エピソードを自分で広めたり、動揺してる様子がありありと分かった。

そしてその動揺の影響なのか、Aは急ぎの案件を忘れるという大ポカをおかし、上司と共に顧客に謝罪に行く事になった。
周囲は気を使って、その事に触れないようにしていた。
が、Aの方から
「お顔をお見せしてお詫びをしたら、お客様はすっかりご機嫌になって、私、気に入られちゃったみたい。ウフフ~」
と、自分の容姿を気に入ってくれたかのように言い出した。
周りは無言。

最近Aは
「仕事辞めようかな(チラチラ」
と周りの反応を伺い始めた。
「給料が安いから」
と言ってるが、
多分居心地が悪くなってきたからだと思う。
Aは『私はデキる女』とアピールするわりに、転職歴が物凄く多い。
最初は
(そんなデキるお方が何故?)
と思っていたが、多分どこの職場でも同じように、自分の居心地を悪くする出来事を招いているんだろうと思う。



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