979: 名無しさん@おーぷん 19/08/03(土)04:51:23 ID:YW.fd.L2
私(アラフォー)の中学時代に、派手なグループから地味なグループまで『グループ内で気に食わなかったら無視』みたいのが蔓延してた時期があった。
あれって理由も分からなくて、突然無視が始まって数日間嫌な思いした…と思ったら急に無視が終了して、という感じだった。
無視側も理由を言わないし、された側も何となく聞けないみたいな。

ちょっと前に、中学生の無視の話が書き込んであってあまり話自体は似てないけど…今は亡くなった幼なじみを思い出した。

この幼なじみだけ、無視の理由を “宣言” してくれたんだ。

彼女は派手で目立つタイプで、私は地味なタイプ。
だけど、幼なじみで割と仲も良かった。
彼女は
「こういう理由であなたと口をしばらく聞きたくない」
と言い、しばらく宣言通り無視?が始まった。
その理由は、私がよく知りもしない彼女の友人(派手)の悪口を言ったから。




「あんな短いスカート履いて馬鹿みたい」「きっと性格悪いに違いないよね」
ろくに話した事もない彼女の友人の悪口を言った。
彼女は激怒。
「あなたは、○ちゃんと同じクラスになった事もないし話した事もないよね?
どうしてそんな悪口言えるの?」
「信じられない、よく知らない人の事を性格悪いとかよく言えるね」
当時の私はアホで、自分の仲良い子の悪口は言ってはダメで、別のグループの子なら悪口言っていいと思っていた。
そこも彼女に言われた。
「むしろ、同じグループ内ならよく性格知ってるから、悪口とは言わないけど不満は出てくるんじゃない?」
「あなたは友達にはいい顔してるけど、別のグループの子には容赦ないよね」
私は彼女に言われて頭がガーンとなって、急に今までの言動が恥ずかしくなった。
(彼女の言う通りだ、何でよく知りもしない○さんの悪口言えたんだろう。)

私は反省して、数日かかったが彼女に
「○さんの悪口言ってごめん、私が悪かった」
と言った。
本来なら○さんに謝るべきなんだけど、○さんには直接私の悪口は伝わってなかったから、彼女に謝った。
彼女はケロッと
「でしょ?私の言ってる事間違ってなかったでしょー?」
と笑って、すぐ仲直りした。

この話を、幼なじみが亡くなった事を言わずに別の友人(彼女とは一切関係のない人)に言ったら、
「中学生なのに、すごく大人っぽい人だね」
「その人、あなたの事もすごく大事にしてたんだね。
普通なら、『なんだこいつ』って放っておくのに悪い所指摘してあげるんだもん」
「最初に、友人の悪口言った事が理由の無視ってその友人の事も大事にしてたんだね」
「どちらも大事な友人だから、そういう風に怒ったんだろうね」


分かってたんだけど、改めて人に言われると嬉しかった。
もう亡くなった彼女には、あの時どんな気持ちだったかは聞けないから。
その後、彼女とはずっと友達で彼女が亡くなる30まで友達だった。
今も友達と思ってるけど。



マイ・ベスト・フレンド