182: 名無し 令和元年 05/04(土)13:39:53 ID:xLc
出かけても人多いからって断捨離中。
古い書類なんかを始末してたら、昔付き合っていた元同僚A男からの古い年賀状が出てきた。
そこで思い出した、昔話。
ちょっと長いですが。


付き合う前に、
「俺のうち、原理系(?)なんだけど、親は『交際は自由にしていい』って言っている。
だから君と付き合いたい」

とA男に言われ、世間知らずの私はOKしてしまった。
付き合ってみたら、とらえた魚には餌をやらない男で、さらに徐々に私を母親扱いしてきたため、間もなく冷めて別れ話に。
その際、
「別にいいさ。結婚相手なら青年部に参加すればいつでも作れる」
と言われました。




別れたら別れたで、
「(私)がしつこくて別れた。
俺は次の昇進試験で上に行かなきゃならないから、女は邪魔だ」

などと、周りに愚痴っていたことがわかった。
ちなみに本当に試験があるわけではなく、管理職による異動等の会議のことを、かつての職場では昇進試験と呼んでた。
女性陣はかばってくれたけど、男性陣には影でコソコソ言うやつもいたため、イヤになって思い切って転職。

転職して1年くらいたった頃、元職場でお祝いごとがあって祝賀会が催された。
流石に式典に退職者は参加できないが、
「是非二次会から来てくれ」
とお世話になっていた元上司から連絡があり、出席。

A男は、私と入れ替わりで職場に入ったB子さんにつきまとっていた。
B子さん、職場では
(微笑むだけの人かな?)
と思っていたけど、A男が席を外すと周りと楽しそうに会話する。
またA男が戻ると微笑むだけ。
2人を観察していたら、私たちの当時のことを知っている元同僚が
「A男めげないよな。
B子ちゃん入社してすぐかな?
アイツみんなの前で結婚前提の交際申し込んで、断られたんだぜ」

と教えてくれたので、私も帰り際にA男に教えてあげました。

「B子さんち、お寺さんだけど、改宗するの?」
と。
B子さんち、私の実家がある町の寺。
そこの娘で子どもはB子さんしかいないから、
「僧侶の資格がある坊さんを婿養子にとるか、将来的に家族して寺を出るかの二択」
って聞いたことあるんだよ。
実家はそこの檀家じゃないから、それくらいしか知らなかったけど、実家の町では有名な話。
A男は
「へ?」
ってなっていたけど、無視して帰宅。

なぜか次の正月から、ウチにA男から年賀状が届くようになりました。
無視してましたが。
この断捨離中に見つけた、最後に届いた年賀状には、
「結婚されたそうで。おめでとうございます。
困ったことがあったら何でも相談してください。アドレス:X X X~」

と書いてあったので、ハンドシュレッダーのハンドルを回しました。



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