853: 名無しさん@おーぷん 平成31年 04/21(日)07:53:03 ID:r4o
で思い出した。

大学の時に付き合ってた人が
「小学校の時に住んでた家の近所に女優の小雪さんが住んでいた」
のが自慢だった。
当時、テレビやドラマに小雪がバンバン出始めてたころ。

最初は
「昨日かーちゃんに聞いたんだけどさ、小雪って小学校の時近所に住んでたらしいんだよね。
学年違うから覚えてないけど、子供の頃からすらっとしててきれいだったんだってさ。」

みたいな感じで言ってのに、何故かエスカレートしてきて、
「近所に住んでた」→「たまに話した」→「親しかった」→「家族ぐるみでの付き合い」
みたいになった。

もう事あるごとに小雪小雪うるさくって、しかも小雪と比べられてイラついた。
友達と馬鹿笑いしたら
「そういう笑い方やめてくんない?フッと微笑む感じで笑って。小雪みたいに」
当時髪を軽く染めてゆるくパーマかけてたんだけど
「黒髪ストレートにして。小雪みたいに」
みたいな。
でも小雪が絡まなければいい人だったし、一緒にいて楽しい事もたくさんあったから、そこにだけ目をつむればいいと我慢してた。




んで、最終的にはもう「小雪と昔からの友達で何でも話し合える親密な仲」と捉えられてもおかしくない発言までするようになっちゃった。
もう「アイツ」呼ばわりしてたしw
「アイツ今じゃこんな清楚系だけど、子供の頃は男勝りのわんぱくだったんだぜw」
とか。

(あー何かやだなー目覚ましてくれないかなー)
って思ってたある日、教室に入ろうとしたら中から後輩たちが話してる声が聞こえてきた。
「(苗字)が昔よく言ってたんだけどぉー…あっごめん(苗字)っていってもわかんないよね!
小雪。女優の。フッフーーー!!」

明らかに元彼のモノマネ。
最後の「フッフーーー」は大げさに声に出して言ってた。
んでそれ聞いた子達が
「ウゼー」
とか
「笑えるー」
とか言いながら大大爆笑。
もう恥ずかしくていたたまれなくて逃げちゃったよ。

家で泣いてたら元彼が来て
「何で泣いてるの!?
……ま、まぁ落ち着いて。ドラマ借りてきたから一緒に見ようよ」

と言って、
出してきたのが小雪出演ドラマ。
泣いてる私を放って再生して
「一緒に見ようよ、元気出して」
とか言うものの具体的に慰めようとはしなくて、視線はテレビに釘付けになってた。

何かぼーってベッドに座り込んでたら、勝手にエキサイトしてきて、演技がどうだ、衣装がどうだ、脚本がどうだのグダグダ言い出して、作中で小雪が男といい感じになったら
「あー、こういうのはアイツ好きじゃないんだよな。
まぁ女優だし仕事だし事務所の兼ね合いもあるし。
しょうがない事だけどね、でも見ててあんまりいい気はしないな」

みたいな事言われた、つーか独り言?

それ聞いた時に後輩たちの言葉思い出して、
(うわあああああああ!)
ってなってその場で別れ話した。
(この男と一緒にいたら私までバカにされる、つーか今の時点でもうバカじゃん?)
って。

しばらくの間元彼は
「アイツ俺と小雪の仲疑ってさぁ、小雪に嫉妬しちゃって。誤解なのに」
とか言ってて、それ聞くたびに
「あああああーもう!」
ってなったわ。

今は元彼も結婚して子供がいて、小雪は黒歴史らしい。
「(元彼)がね
『あん時の俺おかしかったよな、何だろ。(私)に振られてもしょうがなかったな』
って言ってたよ」
って言われた。
私も結婚して子供がいるし、お幸せに。って感じ。



When the Snow Melts (Brad Schrader mystery series Book 2) (English Edition)