853: 名無しさん@おーぷん 2018/12/21(金)14:17:45 ID:Ia7
両親は、私が中学生の頃から別居していた。

父は愛人と、その間に生まれた子供と暮らし。
母は自分の実家で、働きながら私と自分の両親(母方祖父母)の面倒を見ていた。
父はまさに “夫はATM” で、母に宛てて、毎月(少額だが)生活費と、私の学費を送って来ていた。
私はこのグダグダな状況が嫌で仕方なかったが、両親が離婚しない理由が私の進学や就職に不利にならないようにするためというのは理解していた。

私が大学を卒業して就職して、やっと両親は離婚した。
私もやっと、変な言い方だけど肩の荷が下りた気がした。




もう私も社会人だし、父とは互いに面会日の希望もなかった。
様々な手続きが終わって、最後に父は私に言った。

「俺は○○(母)のためには泣けないが、××(私)のためには泣けるんだからな」

何が言いたいのかわからなかった。
“親の、子に対する無償の愛”ということなのかと思ったが、だとしたらこれまでの父の行動はあまりに酷かったから。
とりあえず全身でぶん殴りたかったが、母と弁護士さんの前なので我慢した。

昨日、父がしんだという連絡があった。
相続については弁護士さんとあらかじめ決めてあったから、書類を送ってくるのを待つだけ。
涙も出ない。
私は母のためには泣けるけど、父のためには泣けないからな。
ちなみに母は今日も普通に元気だ。
今夜は母を連れて、特上うなぎ食べに行ってやる。



おとなの週末 2018年8月号 [雑誌]