238: 名無しさん@おーぷん 2018/10/10(水)03:01:17 ID:pJ9
職場に、初彼=夫という先輩がいた。

結婚も早かったらしいんだけど、前年に旦那さんが倒れられたみたいで、急に仕事を抜けたりと色々と大変そうだった。
しかも周りが興味津々な感じで探りを入れようとするから、話が耳にはいるだけで不快だった。
先輩は周りから
「結婚早まったんじゃない?」
「他にいい人いるとか思わなかった?」
「違う人と結婚してたらもっと違った人生あったかもしれないじゃん」

とよく言われていた。




先輩はそれを無言で適当に流してたけど、こっちは聞いてるだけで
(何様だよ!)
とイライラさせられてた。

でも、ある日先輩が言い返していた。
それかカッコよくて記憶にこびりついてる。
先輩は周りに、
「私は夫と出会わない人生なんて考えられないし、高校の頃に戻ったとしても夫を選ぶし、結婚する」
とはっきり答えてた。
そして
「無数の可能性を模索してたところでその先が今より幸せかなんて誰にもわからない
幸せかどうかは今自分がいる場所で幸せになろうとするかどうかで決まるのであって、過去の選択で現在の幸せがもたらされるわけではない
努力しない者は何を与えられても、どんな環境でも満たされず幸せにはならない」

と、そんな内容のことを話していた。
特に覚えている言葉が
「幸せになりたいなら上を見るのではなく、自分の足元を見ろ」
というもの。
上ばかり見ても理想は天井知らずで自分が惨めになるだけだって話だった。
「そんな暇があるなら、足元を見て、しっかり地面を踏みしめて、どんな悪路でも足元を掬われずに歩め」
って。

先輩は言い返したあと、すぐ退職していった。
最後だから言い返したのかもしれない。
眠っていたらあのときの夢を見たので、思い出した先輩の言葉を忘れないうちに殴り書き。
あのときの先輩は本当にかっこよかった。



人生を後悔することになる人・ならない人 パラダイムシフトの心理学