196: 名無しさん@おーぷん 2018/07/05(木)16:40:18 ID:tI4
長いこと盲目だった。
思い出すと相手にも自分にも腹が立つ。


当時、私は学生(20歳)で一人暮らし。
元彼とはバイト先の工場で知り合った(30歳、バツイチ、社員)。
喪女の私に頻繁にお出かけの誘いや告白をしてきた。
初めは断ってたけど、なんか気になり始めちゃって交際開始。

私は元彼にとって結構生意気な女だったらしい。
ちょっとしたお願いでも、嫌だったり面倒だったらはっきり断ってた。
例えば「学校終わったらバイト先に会いに来て」とか「腹減ったからなんか買ってくるか作って」とか。
それでも8~9割のお願いは叶えてたけど。

1ヵ月も経てば私が「嫌だ」と断ると軽くビンタされるか、手首を壁とかに手形の痣ができるくらいの強さで押さえつけられるようになった。
ガタイが良くて体育会系だった私は、友達に指摘されるまでそれがDVだとは気付けなかった。
DVとは分かったものの、元彼に伝えもしなければDVに怯えて元彼の言うことを聞く、ということもなかった。
なんだかんだで3ヵ月経過した。
この間に私は別の理由でバイトを辞めたので、元彼ともあまり会わなくなった。




ある日の私の誕生日に元彼の車で少し遠出した。
自然公園で池の周りを散歩してると、池の中に魚がいたので近付いた。
そして元彼と普通に笑いながら話してたら、いきなり池に突き落とされた。
幸い池は浅かったので溺れはしなかったけど、この日のために買った服は泥まみれになった。
さすがの私もこの時はめちゃくちゃキレた。
元彼はヘラヘラしながら
「お前が可愛かったからつい…」「暑かったからちょうどいいでしょ?」
って言ってた。
怒る気も無くし、落下した時岩に当たって膝から結構出血してたので「帰りたい」と言うと
「それじゃ俺の車汚れるから1人で帰って」
と言われたので1人でデパートで着替えて電車で帰った。
謝罪メールもなかったので、
(これは別れを告げるまでも無いな…)
と思い、もう関係は終わったものだと思って過ごした。

1週間後の午前5時。
テレビの音で目がさめると、
渡した記憶のない私の家のスペアキーをいじりながらテレビを眺める元彼。
私に気付いて
「あ、起きた?なんで連絡してこないんだよ。
暇だからお前と一緒に暮らせる家探してたわ~」

と言われた。
寝起きで頭が回らなかった私は何故か朝ごはんを作って元彼と一緒に食べた。

ここから5ヵ月ほど付き合うんだけど、池の事件については一切触れないし、何故か私は普通に元彼が好きだった(ちょっと記憶が曖昧です)。

197: 名無しさん@おーぷん 2018/07/05(木)16:42:27 ID:tI4
私の目を覚まさせてくれたのは某SNSだった。

初めて登録したので元彼の名前を検索してみたら、元彼は出てこなかったけど元彼と同姓同名の人と結婚してる女性のアカウントが出た。
元彼の奥さんだった。
私には「バツイチ」って言ってたし、元彼の家にも行ったことある、なにより元バイト先の元彼と仲良い社員が元彼は独身って言ってた。
勘違いかと思ってその奥さんのページを見たら、出るわ出るわ元彼そっくりの子ども2人と元彼の写真が。

奥さんのページを見終わった時にはすごく冷静だった。
結婚してるって知っちゃったから
「(元彼)と会ったらやばいじゃん」
って思って、メールで
「結婚してたんだね、さようなら」
とだけ送った。
ちょうど引っ越そうと思ってた時期だったので、すぐに引っ越したし、メールで
「うまくいってないし離婚する」
みたいな内容のが何回かきたけど、一度も返さずにアドレスも変えて終わった。

とにかく、男性不信になったりってこともなかったし、池に落とされた時の傷が少し残るくらいで済んだ。
奥さんからしてみれば私は不倫女に変わりないけど、とにかくあの時逃げといて良かったなと思う。
あと、ドアチェーンは必ずかけるようになった。


長文失礼しました。
色々端折ったので訳わからないところあったらすみません。



人生の目覚まし時計