16: 名無しさん@おーぷん 2018/07/02(月)10:50:13 ID:oDp
人の生活を覗き見してた話だから叩かれるだろうけど。


私は高校卒業後、彼氏の部屋に転がり込んで工場でバイトをしながら生活費を稼いでいた。
工場の2階には倉庫があって、その倉庫の窓は道路を挟んだ向かい側にあるマンションの3階と同じ高さにあった。

夜のシフトで働いてる時。
休憩の時間に1人になりたくて倉庫に行ったら、向かいのマンションの家の中の様子が見えて私はとても衝撃を受けた。
三十代前半くらい?の夫婦2人が住んでいたのだけど、何に衝撃を受けたのかというとなんて事はない、
ただ2人が笑いながら話していたというだけ。

でも私には衝撃だった。
私は毒親の元で育ち、両親と兄含め家の中で誰かが笑っているという生活が無かった。
それが当たり前だった。

そしてその時、今住んでいる彼氏の家でも楽しくて笑うということがほとんどないことに気づいた。

彼氏は初めは毒親から救い出したいというスタンスだったけど、いざ一緒に住み始めるといつ爆発するかわからない人だった。
暴力こそ振るわれなかったけど、襟のあたりを掴んで揺さぶられたり耳を掴んで耳元で大きい声で怒られたりすることがあった。
でもそれは自分が一緒に住んだことによるストレスせいだと思っていた(彼氏にもそう言われていた)から、私が悪いと思っていた。
だからこそ
(これ以上負担にならないよう生活費はちゃんと払わなきゃ)
と思って働いたお金のほとんどを家に入れていた。

でもその夫婦の笑ってる姿を見た時、
(あれ?私こういう風になりたかったんじゃなかったっけ?)
と頭に浮かんで、彼氏に対して疑問を持った。
でも他に行くところもないし、としばらくは何も行動できず。
時々倉庫に行った時に見かける夫婦の姿を眺めているほんの数分を救いにしてた(こちら側は暗くて夫婦からは見えなかったんだと思う)。




ある日も倉庫に行ったら、夫婦の様子がいつもより明るかった。
赤ちゃんが生まれたんだ。
ベランダで遮られて胸から上ぐらいしか見えてなかったから、奥さんが妊娠していたことに気づいてなかった。
その時の旦那さんが、赤ちゃんを抱っこしながら太陽が顔から飛び出そうなくらい笑ってて、なんか急に目が覚めた。
(彼氏はたとえ私が彼氏の子供を産んでもこんな顔しないな)
と確信した。

そしたら急に
(もう彼氏と一緒に暮らせない)
と思って、彼氏の家から少ない自分の荷物を持ち出して自転車でネカフェに行って、そこから別れのメールを彼氏に送った。
激怒してたけど無視した。
無視できたことに自分でもびっくりした。

でもその工場バイトは辞めたくなくて、ネカフェ生活のことは隠してバイトを続けた。
だから覗きも続いてた。
奥さんは育児が大変そうで頭ボサボサで、でもやっぱり時々笑顔になって、旦那さんはしょっちゅう笑ってて。
(こんな夫婦みたいになりたい)
って思った。

ネカフェ生活は狭かったけどそんなに大変じゃなくて、むしろほとんどお金を渡していた頃よりお金が貯まったし、ネットし放題だからいろいろ情報集めてアパート借りて。
カツカツだったけどなんとか自立した。

その後は自分の男を見る目に自信が無くて、あの旦那さんみたいな笑い方をする人を探し、そういう人はあんな奥さんが欲しいんだろうと思って自分の髪型やファッションも奥さんみたいにしてた。
おかしいくらいあの夫婦像にとらわれていたけど、結果的には良い人に巡り会えて結婚した。

子供が生まれた時、夫が太陽が顔から飛び出たみたいに笑ったから、なんかもうそれで今までの全てが報われた気がした。
今は家でもちゃんと笑えてる。

もう工場バイトはしてないし、結局あの夫婦の名前も知らないけど、幸せな家庭を覗き見したことで自分の未来が変わったと思う。
でもほんとにほんとにごめんなさい。


17: 名無しさん@おーぷん 2018/07/02(月)11:14:36 ID:aAB
>>16
えっ、誰に謝ってるの?って思ったけど、のぞき見していたことについてか。
でも、その夫婦が知ったら、良かったって思ってくれると思うよ。

18: 名無しさん@おーぷん 2018/07/02(月)11:51:04 ID:hOj
>>16
いつまでも、笑顔でいられるように、呪っとく。

19: 名無しさん@おーぷん 2018/07/02(月)12:06:25 ID:7Ry
>>16
覚醒と負の連鎖からの脱却オメ



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