■□■ チラ婆のチラシの裏 ■□■ part.16 より
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(※編注…当該スレでは住人は年齢に関わりなく“婆”を自称します(夫の呼称は“爺”)。また書き方も少々独特となってます。) 

74: 名無しさん@おーぷん 2017/12/31(日)02:29:05 ID:???
婆がもっと若いときの、ある大晦日。
当時付き合っていた彼氏と初めて一緒に年越しすることになったの。
婆はアパレル勤務で、31日の20時まで仕事で翌日は朝9時から初売りだったの。

なので正直、家で寝るべきだったのだけれど、
彼氏が好きで好きで仕方なくて、前日の夜から下ごしらえして簡単なおせち料理を作ったわ。
若かったし、とっても浮かれていたのね。
彼のリクエストを聞いて、レシピや味付けもリサーチして、黒豆を煮て、栗きんとんと筑前煮を作ったの。
仕事終わりに自宅へ寄り、料理を持って電車に乗った時のワクワクした気持ちは忘れられないわ。




「うーんイマイチだな」
「テキトーに作ったでしょ」
「こんなんじゃ心配だ」

彼の口からは、食べながら文句しか出てこなかったわ。
そのうち彼は一人で横になって「笑ってはいけない」を見始めたので、悲しくなって帰ってきてしまったの。
(生まれて初めて、大切な彼氏と過ごす大晦日)
と浮かれていた気持ちを、おもいっきりどん底に叩きつけられた気分だったわ。


もしかしたら当時はメシマズだったかも知れない。
けれど、この出来事がきっかけで
(料理の腕を磨きたい)
とか、
(このままでは良い人にも巡り合えない)
とか考えて、転職して引っ越して料理も習ったの。
そこから人生が好転した、とはっきり言えるわ。
作るのは平凡な料理ばかりだけど、爺も子供たちもウマイウマイと食べてくれるし、とっても幸せ。

今年もおせち料理を作りながら悔しい思い出がよみがえってしまったけれど、何を作ってもおいしいと言ってくれる爺と出会えたことに感謝しながら、2017年を締めくくりたいわ。

みなさん、よいお年をおむかえください。



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