260: 名無しさん@おーぷん 2017/10/17(火)16:27:48 ID:fsE
うちの兄(独身)はまだ三十代の若さで亡くなった。
亡くなる半年ぐらい前に会った時に
「おまえがやりたいようにできる日が必ず来るから、もう少しだけがんばれ」
って言われたけど、
「そうだといいけどねー」
って言いながら
(そんな簡単じゃないよなぁ)
と心の中では思ってた。
その時は兄の病気のことや余命宣告受けてることを知る前で、そうと知らずに離婚の相談してたんだ。


うち、結婚した翌年に夫とローン半々で家を建てたんだけど、
(子供は最低でも2人欲しい)
と思ってたからそのつもりで建てたら、旦那に種がなくて子なし生活決定。
でもその時は、それでも別にいいと思ってた。
旦那は不倫とか大嫌いな真面目な人だったから、ふたりでも大丈夫って。




ところが義姉(バツイチ)が頻繁に泊まりにくるようになってからおかしくなっちゃった。
義姉が空いてる部屋を自分の部屋のように使いだしたんだ。
職場に我が家が近いらしくて、残業だったり飲み会だったりするとうちに泊まって出勤していく。
冷蔵庫の中とか勝手に飲み食いするし、お風呂だってもう2人とも入って掃除も済んだのにお湯入れて入ってそのまま帰っていく。

旦那は義姉に頭が上がらなくて、いくら
「義姉の行為をやめさせてくれ」
って言っても、義姉に言えない。

ある時、会社の友達とお花見に行くことになってて、そのお弁当の下拵えしてたのを知らない間にゴッソリ持って帰られた。
義姉が帰る時、私は町内会の当番で家を空けてた。
旦那は義姉の荷物に気付いてて何も言わなかった。
それで私も頭に血が上って大喧嘩になって、そこから徐々に夫婦間に溝ができた。
(離婚したい、でも義姉原因で離婚なんて馬鹿みたいだし、でも旦那も情けなさ過ぎるし…)
とデモデモダッテで悩んでて、そんなことを兄に相談してたのね。

261: 名無しさん@おーぷん 2017/10/17(火)16:28:03 ID:fsE
その後、兄が死んで。
「(私)にすべて遺す」
って遺言があった。
保険金の受取人も私になってた。
両親にも話はしてあったらしく、
「兄さんの思いを受け取って幸せになりなさい」
って言って貰った。
もちろん相続のことは旦那には黙ってた。
これで離婚してもなんとかやっていける。
人間って不思議なもので、
(経済的に余裕ができると気持ちがこんなにも楽になるんだな)
って思った。

私が「離婚する!」って決めてタイミングを図ってい時、義姉が
「もういっそここに引っ越してこようかな」
って言った。
「空いてる部屋、家賃3万払うから文句ないよね?
普通身内ならお金取らないと思うけど、それじゃ(私)さんも面白くないだろうからちゃんと払うわよ」

って。

黙って旦那の反応を伺ってたら
「う~ん」
って考えるふりしながらチラチラ私を見てた。
たぶん旦那自身は一緒に暮らすのは嫌だけど、言えないから私に断ってほしいんだろうな。
それで私は
(もうこれ以上は無理だ)
と思って離婚を切り出した。
「そのことは(旦那)くんとふたりで話してください。
離婚しますからお好きにどうぞ。
ただこの家どうなりますかね?
半分は私のものですし」

と、それだけ言って荷物まとめて家を出た。
あの時の旦那と義姉の埴輪みたいな顔、忘れられない。

離婚調停でかなり抵抗されたけど、
「1万年揉めても絶対戻らない」
って言ったら諦めて判を押してくれた。
財産分与はきっちりした。
家も含めて。

義姉は
「一緒にローン払うから」
と家を残すことを希望したらしいが、旦那は
“結婚生活を壊したのは義姉だ”
と今頃気付いて、家を手放して義姉の会社からうんと遠いところに引っ越したようだ。

後日談として、旦那はその数年後、同じ不妊のバツイチ女性と互いの事情を理解したうえで再婚した模様。
私も再婚して子供がいる。
義姉だけが今もひとり。

兄には感謝しかない。



踊る埴輪(女性)