595: 名無しさん@おーぷん 2017/08/24(木)16:23:06 ID:StG
学生時代の友人A。
一緒に仕事をする機会があったんだけど、衝撃的に仕事ができない人だった。
能力が低いのもあるけど、それ以上に全然頑張ってなくて、しかも本人にその自覚が全く無いようだった。
もともとAは仕事の愚痴を言うことが多かったんだけど、それ以来聞くのが辛くなり、なんとなく距離を置いてしまった。
学生時代には見えなかった非常識さが年とともに露見したことで共通の友人たちもそれぞれ思うことがあったらしく、Aはみんなからそれとなく距離を置かれてしまった。




それから20年経って、Aが七十代の男性と不倫して訴えられた。
学生時代の友人経由で知らされ、仕事絡みで私もAから直接話を聞いた。
Aはその後も同世代の友人ができず、自分に親切にしてくれる趣味関係で知り合った年輩男性とばかり親しくしていたそうだ。
そのうちの一人と…ということなんだけど、Aは当時四十代前半なのに五十代後半にも見えて、凄く老けていた。

でも中身はまるっきり子供で、自己中そのもの。
本人は「自分は成熟した大人の女性」だと思っているようでそのような話し方や振る舞いをするんだけど、中身は悪意なき自己中。
なんと言うか、ものを知らない。
自分の見方しかできない。
ボサボサの白髪で森ガールのカッコして
「奥様は強い人だから大丈夫、私はただ寄りかかれる人が欲しいだけ」
と言うAは、ある意味妖精だった。

結局、訴えた奥様は元々熟年離婚したくて機会を伺っていて、うまいことに若い女と浮気したから乗っかってきたようだった。
Aは真面目な公務員で実家暮らしなので貯蓄はたくさんあったんだけど、結構な金額を奥様に支払うことになり、さらに相手の男性の生活まで面倒をみることになってしまった。
Aは実家に住みながら相手の男性宅に通い、男性の孫の養育費まで支払い、男性の親の介護までしている。
ちなみに相手の男性はAと結婚する気は無い。

もちろんみんなで止めたしアドバイスもした。
でもダメだった。
Aは自分がまだ四十代の女性で先があると言うことを忘れているようだった。
普通の暮らしをしている同世代と全く接触せずに、耳心地いいことを言ってくる年輩とばかり過ごしているとまともな判断ができなくなってしまうのかな?と思って衝撃だった。


裁判に当たって私は相当な迷惑をかけられ労力を使わされたんだが、Aからは笑顔で
「でもこれでまた(私)ちゃんと仲良くなれて嬉しい。
彼が運んできてくれたご縁かな。
人生いつ終わるかわからないから、今のうちに仲良くしようね、応援してね」

と言われ絶縁させて頂いた。



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