972: 名無しさん@おーぷん 2017/06/29(木)16:15:43 ID:Wrs
大学時代、地元の仲のいい友人Aと共に上京し、2DKのアパートで一緒に暮らし始めた。
ふたりとも親から学費だけは出してもらえたけど、生活費は自分たちでってことだったので、あちこち探して見つけた古いアパートだった。
間取りは “ 円 ” の字のような感じで、同じ広さの6畳2間をそれぞれの部屋にして、円の下半分の部分にあたるDKを共用スペースに。
大学やアルバイト先は別々だったけど、毎日が合宿みたいで楽しく暮らしてた。

でもそれも最初の3ヶ月ぐらいまで。
しばらく経つとAが変なことを言うようになった。
「トイレに入ってる時、いちいちノックせずに自分も入りたかったら待っててよ」
って。
「2人暮らしだし小さなアパートだし、トイレに入ってたら分かるからノックなんかしてない」
って言うと、
「やってんじゃん、それもいつもしつこいし」
って。
「してない」って言っても
「2人暮らしなんだからあんたしかいない」
って言われた。
Aが言うには
「その証拠に(私)が外出中にはそういうことがない」
らしい。
「だから間違いなく(私)だ、認めろ」
と。




それでしばらくギクシャクしたんだけど、AはAで尻尾掴んでやろうとしてたらしく。
ある時、Aがノックされた瞬間にトイレから飛び出した。
が、私はゴミ出しで外出。

それで漸く冤罪が晴れたんだけど、Aがもう手が付けられないぐらいに取り乱した。
「引っ越したい」
って言うんだけど、なんせ先立つものがない。
それに正直言って私は普通に何もなく快適に暮らしてたから、私自身には引っ越しまでする理由がなかったんだ。
でも「どうしても引っ越したい」っていうし、でもAがいなくなったら私ひとりで家賃払えないし、
(どうしよう)
って迷ってるうちに、Aは勝手に別の友達のアパートで一緒に暮らすことを決めてきてしまった。
それで私も慌てて探してどうにか安いワンルーム見つけて私も引っ越し先が決まり、更にギクシャクした中でふたりとも荷造してアパートを出た。

しばらくしてAから
「なんのつもり!?私が何をしたの!?なんでこんなことするの!?」
と、意味不明の罵声の電話がかかってきた。
荷物の段ボールの中に長い髪の毛がごっそり入っていたそうだ。

「いやいや私の髪の長さ知ってるじゃん。スポーツやってたからずっとショートカットだし。」
そう言っても
「美容院かどこかで仕入れてくることだってできる!」
って完全に疑われてたけど、そうまでして嫌がらせする意味が分からない。
「とにかく私じゃない!」
って電話を切って、そのまま着拒した。

それからAとの接点はなかったんだが、大学卒業間近に地元で偶然再会したとき、Aの方から
「あれは(私)じゃなかった。ごめん」
って謝られた。
引っ越し先の友人宅では更にエスカレートして、トイレノックはもちろん、誰もいないのに衣類を引っ張られたりと変なことばかり続いて、その友人とも上手くいかなくなって心を病んで大学をやめて地元に戻ったそうだ。
しばらくお寺で生活してたこともあって、
「やっと変なことは起きなくなった」
って言ってた。

同じアパートに住んでて何故Aだけがそういう目に遭ったのか不思議だし、
(もしかしたら別の何かの病気だったのかな)
とか色々思うことはあった。
Aが怖い思いをしたのは理解できるが
「また前のように仲良くしてよ」
って言われたけど、色んな意味で正直ちょっと難しい。



Wherever I Am (feat. 巡音ルカ)
収録アルバム: Voices In My Head (2017-01-30)