446: 名無しさん@おーぷん 2017/03/03(金)12:09:16 ID:Zrz
以前介護施設で働いていた。
その施設は、入居金はいらないけれど完全個室だし月々の費用は20万前後~とちょっと高額。
入居者は自身の年金で賄える人が大半なので、平均より少し裕福な人が多かった。

その中にMさんという男性がいて、その人は未婚で郷里に住む甥という方が後見人だった。
そのMさんが亡くなってから2年くらいして、私の自宅に弁護士から電話があった。
「Mさんと言う方をご存知ですか」
と聞かれたので、
(え、ナニ?死因に問題アリとか?)
とドキドキしながら
「○○(上記介護施設名)で亡くなった方ですか?」
と聞くと、弁護士は少し驚いた様子で
「ご存知だったんですか?」
と言った。




私が
「亡くなった時に私はその場にいたので」
と返事すると
「えっ!?」
と心底驚かれた。

しばらくかみ合わない会話をして、詳しく話を聞くと、なんとMさんは私の実の祖父だという。
(…なんのどっきり?悪戯?ナニこれ?)
と半信半疑で話を聞いていたんだけど、後日弁護士事務所に行って詳しい話を聞くと、
本当にMさんは私の実祖父で、私が祖父と呼んでいた人は祖母の再婚相手だった。

母は既に亡くなっていたので叔父(母の異父弟)に聞くと、
祖母は母が幼い頃にMさんのDVに耐え切れず離婚、数年後に祖父と再婚したらしい。
私は見た事はないけれど、祖母の全身には傷跡やタバコの火傷痕があったそうだ。

Mさんの相続人は母一人だったので、Mさんの甥にあたる方がずっと探してくれていた。
遺産は結構な額があったので、甥御さんと半分にして経費は甥さんに持ってもらった。
私の分は自宅ローンと子供たちの進学費用でちょうど無くなった。

私の方が後からMさんのいる施設に就職したし、倒れているMさんを発見したのもたまたま。
Mさんは穏やかな人だったけれど、酒癖が悪く、自室で飲酒してはよく問題を起こす人だった。
なんとなく、どんな風に祖母に暴力をふるったか想像がついた。
母の背中にポコリとあったあの穴、もしかしたらタバコ痕だったのかもしれない。

遺産はありがたく頂いたけれど、墓参りは一度も行っていない。




あっちむいて