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(前のお話)

174. 名無しさん 2017年01月09日で書き込みをしたものです。 2017年02月04日 16:14 ID:4hFoY1BP0
あれから居ても立っても居られず、書き込みした後調べました。

母方の祖父母の家には小さい頃行った記憶があります。
それを頼りに母が住む家に家に行ってきました。
空き家の状態で不動産屋の看板が立てられていました。
今は個人情報の時代なので、管理している不動産屋に問い合わせても何の手がかりも掴めませんでした。
母方の祖父母や親戚など何もわかりません。
確か母にはお兄さんがいたような気がします。
どちらにしても本当に後悔するばかりです。

義理の母に全て洗いざらい相談してみました。
「寒気がする話ね。
あなたから主人や息子に絶対話さないように。
こんなことを知ったら大変なことだから。
それから勝手に調べたりしないで。
私が何とかするから。
ただ、期待しないで頂戴ね。
我が子からの仕打ちで家を出たんだから。
あなたのおばあ様が乗り気だったし息子も気に入ったから仕方ないけど。」

私は
「すみません。よろしくお願いします。」
とだけしか言えませんでした。

175. 名無しさん 2017年01月09日で書き込みをしたものです。 2017年02月04日 16:16 ID:4hFoY1BP0
それから十日ほどして義母から
「話がある」
と言われました。
義父や夫もいます。
義母が
「お父さんのツテで調べてもらったの。
私たち三人であなたのお母様やおじい様おばあ様に会ってきました。
いい方たちね。
でも『会いたくない』そうよ。
今後もお付き合いする気はない事。
連絡が取れないように引っ越したそうよ。
話を聞いて、もう何ていうか…よく調べなかった私たちの落ち度だわ。
まあ、騙されたとまでは言わないけど…。」
義父は
「代々受け継いだものを守ってそれを次の世代に譲っていかなければならないのに、嫁である女がとんだ食わせ物だったとは。」

咄嗟に土下座をして謝りました。
夫から
「嘘くさいから土下座なんていいから。
君はこれからどうしたい?
よく考えてから結論を出してほしい。」

私が
「最後に一度でいいから会いたいんです。
(こういった方がいいと思ったので)
親子だからほんの少しでも分かり合えると思います。」
ここで義父が怒鳴りました。
「いい加減にしろどこまでおめでたい女だ。
親子が聞いてあきれる。
話が通じないことは恐ろしい事だな」

と言いながら部屋を出ていってしまいました。




176. 名無しさん 2017年01月09日で書き込みをしたものです。 2017年02月04日 16:17 ID:4hFoY1BP0
義母が
「そんなに会いたいならお膳立てをしてあげる。
条件は都合よく解釈しないこと。
会うのは今回限り。この先、調べまわったりしないこと。
今後、あなたのおばあ様には金輪際会いません。
これが呑めるなら恥を忍んであちら様に頼んでみます。」

まさかこんな展開になるなんて思いもしませんでした。
(もしかしたら離婚しても母が迎えてくれるかもしれない。)
孫やひ孫という存在もいる。
きっと受け入れてもらえるという自信はあります。

それからというもの更に家庭内での私の立場はなくなりました。
見えない壁があるように感じました。
その数日後に義理両親の話を聞いてしまいました。
「あれ(私)ははずれくじだった。
父方より母方の方がずっと裕福だし品もある。
それに比べて…」

「あなた言いすぎよ。
でも確かに父方より母方の方が釣り合いが取れるわね。
この先、孫はあの女に育てさせない。
何があってもね。
あんな女になって欲しくないから。」

この話を聞いて全てが崩れて壊れていきました。
多分夫も私の味方ではありません。
“離婚をしてもいいし、離婚をしないならそれなりにやっていけばいい”と思っているのかもしれません。
私だって名前があるのに“あれ”って言わなくてもいいのに。
それに母と元に戻れるなら娘は諦めようと思います。

このようなことが一月中にあり二月に入ったころ母と会う約束ができました。

177. 名無しさん 2017年01月09日で書き込みをしたものです。 2017年02月04日 16:19 ID:4hFoY1BP0
待ち合わせの場所はホテルの一室でした。
会えるのが嬉しくて早く到着してしまいました。
時間通りに来たのは母方の祖父母でした。
「おじいちゃんおばあちゃん」
と言ったのですが何の反応もなく。
「お母さんは遅れてくるの?」
と聞くと祖母が言いました。
「来ませんよ。私たちが止めました。
本人も『会うつもりはない』と言っています。
もう止めていただけませんか。
しつこいんですよ。
引っ越ししたことを聞いたと思いますが、何故そうしたのか分かりませんか。
娘もあなたに久しぶりに会って色々と思い出して精神的に不安定になりました。」

続けて祖父が
「今回限りというので来ました。
これ以上のことをすれば笑われるかもしれないが法的なところに相談しようかと思う。
嫁ぎ先の方たちにも言いました。とにかく関わりたくありません。」


178. 名無しさん 2017年01月09日で書き込みをしたものです。 2017年02月04日 16:29 ID:4hFoY1BP0
私は一生懸命話しました。
「またもう一度会いたいんです。
もうあのころのようなことはありません。
親孝行したいんです。
本当に心からの言葉です。」


祖母から返ってきた言葉は、
「あなたのおばあさんが浮かれた言葉で
『憎たらしい嫁の晴れ着なんて切り刻んだからご心配なく』
って電話があったの。
その話を聞いて娘が過呼吸になって倒れたの。
あの晴れ着を買う時本当に嬉しそうだった。
『生活苦しくなっちゃうな』って。『残業もしなくっちゃね』って。色や柄も悩んで悩んで選んでた。
ふざけるな。
いい、よく覚えておいて。
娘を苦しめる人はたとえ孫でも許さない。
例え、私たちが居なくなってもあなたから娘は守るから。」

何も言えず、祖父母たちは帰ってしまった。
お父さんどうして死んでしまったの。
お祖母ちゃんどうしてお母さんの事をいじめたの。
お母さんどうして話し合おうとしなかったの。
もしかして関係も良くなると思っていたのにショックすぎてその場から動けませんでした。

179. 名無しさん 2017年01月09日で書き込みをしたものです。 2017年02月04日 16:36 ID:4hFoY1BP0
話はそれてしまうが三月に三連休があるが家族で旅行に行くらしい。
私は知らない。
でも娘が教えてくれてた。
「ママも一緒だね~」
と言ったら、
「パパとおじいちゃんとおばあちゃんとくまちゃん(ぬいぐるみ)
「どうして?ママだって一緒だよ。」
明るく言ってみた。
娘は
「あのねこれは内緒なの。ママが行くと駄目なの。」
そう言って私から離れていった。

家のことも義理の母がほとんどしている。
生きている意味が段々と薄れている。
妻でもない母でもない。
「離婚したい」と言えばすぐにでも成立するだろう。

モヤモヤした気持ちだったので、大学時代の仲良しグループ(私を含めて六人)に久しぶりなので電話をしてみた。
番号が変わっていたのが三人で一人は繋がらない状態だった。
最後の一人は比較的家から近くなので実家に電話してみた。
学生時代に戻った感じでウキウキしていた。
近況を聞いて驚いた。
みんな結婚していた。
私は全く知らなかった。
その子に
「招待して欲しかったな。
お祝いを渡したいからみんな集合だよ。来週の日曜日に決めようか。」

と言いました。
「やっぱり何一つ変わっていないね。そうやって人の都合や気持ちを考えな いところ。
みんながどうして連絡しなかったか分かる?多分分からないよね。
大学時代から勝手に入り込んできてリーダーシップとばかりに威張っていたよね。
何か決めると絶対反対意見を言ったり自分の我を優先したり。
誰が上とか下とかじゃなく仲良くやっていたのに。
だからあなたの結婚式には欠席したの。
丁度良かったんだよ。みんな働き始めたばかりだからそれを理由にできるし。」

そう言えば、みんな欠席だったことを思い出した。
携帯の番号など変わっていないのに誰からの結婚報告もなかった。
「私もごめんね。そんなつもりもなかったし良かれと思ってアドバイス的に言っただけだよ。」

180. 名無しさん 2017年01月09日で書き込みをしたものです。 2017年02月04日 16:41 ID:4hFoY1BP0
友人は
「そんなつもりはないってどんなつもり。
『良かれと思って』と言うけど他の人が言ったことなんて却下じゃん。
いつ電話があるかヒヤヒヤしていたけど、言いたいことを言ったのでこれで終わらせることができるよ。」

「じゃあ、改めて仲良くしてもらいたい。」
そう言ったのですが、友人は
「勘弁して下さい」
鼻で笑いながらそれだけ言うと電話は切れました。
再度かけなおししましたが留守電に切り替わりました。

本当に誰もいなくなったような気がしました。
味方が一人もいない状況で辛いです。
やっぱり母の顔が浮かんできます。

ただ、その前に祖母にも一言言わないと気が済まない。
私の人生や一生を台無しにした張本人だから。


離婚して娘も手放して分からないように母のそばで暮らしていこうかなと思っています。
母がどこにいるのか分からないから自分の力で探そうと思います。
母が見つかっても姿を見せるようなことはしません。
誰にも迷惑をかけるつもりはありません。
ひっそりと見守っていきたいです。
母がどこに行ってもついていきたい。

私たちは母と娘という絆があるので大丈夫と確信しています。



Your Daughter