908: 名無しさん@おーぷん 2016/04/29(金)16:32:05 ID:fnD
1.

私が鬼女なのも今日と明日の今月いっぱい。滑り込みで書き込み。

そもそもの発端は5年前。
当時、夫41歳・私40歳・娘12歳(中1)。夫の弟(義弟)A男33歳・A男の妻B子(美人)21歳。
A男は人懐こくて陽気で座持ちが上手く、仲間うちや会社では人気の宴会要員。
ただ、人にいい顔がしたくて、宴会とか飲み会とかで
「今日は俺に任しとけよ!」
と言ってしまい、
「うわー、さっすがA男、ゴチです!」
とちやほやされるのが趣味。
そりゃ人気にもなるだろう。
そんなわけで同世代の女性からは遊びとしてはともかく、結婚となると相手にされてなかった。

しかし“一回り年下の美人嫁”B子は
「お金持ち!頼りになる!」
と勘違いしたらしい。
結婚する時も、義母がA男の毎月の給料から強制的に“生活費”を徴収して貯金しておいたものがなければ、一文無しで始まるところだった。




909: 名無しさん@おーぷん 2016/04/29(金)16:34:19 ID:fnD
2.

結局、A男とB子は3年しかもたなかった。
最初の1年、A男やA男実家がお金持ちと信じていたB子は、義両親に
「家事が大変だから家政婦を雇って」「デザイナーになりたいから工房を建てて」
とわけのわからないおねだりをしてあっさり断られ、2年目に子供(C太)が生まれると
「主婦だからって家事と育児に縛られるのはイヤ」
とC太を義母に押しつけて遊び歩くようになった。
こう書くとB子が一方的に悪いみたいだが、A男も結婚しても子供ができても生活を一向に改めず家にろくに帰らず遊び回っていたんだから、どっちもどっち。

3年目、うちの娘がちょくちょく、学校からの帰りに
「B子おばちゃんが(A男B子の家の前で)知らない男の人の車から降りてきた」
という現場を目撃するようになった。
私は娘に口止めしておいたが、じきに、A男B子は離婚となった。
C太は
「A男に顔がそっくりで愛せない」「これからの生活の足かせになる」
と、B子は親権を放棄。
私はA男と義両親に土下座され、A男は必ず1~2年の内に再婚してC太を引き取ると約束したので、C太はうちでしばらく預かることになった。
C太はA男B子に無視されていたんだろう、人がいると悲鳴のような奇声を発して注意を引いて構ってもらおうとした。
哀れで放っておけなかった。

4年目、C太もとりあえず落ち着き、さすが人脈は無駄に広いA男、再び“一回り年下の美人嫁”(D子)をゲットしてC太を引き取り、
「この町では過去の事情を知っている人ばかりで暮らしにくい」
と他の県に転職して引っ越していった。

5年目、やっと静かに暮らせると思ったら、まさかのオチ。
ここまで自分の弟のことなのに、全く空気だった夫。
“一回り年下の女”(美人かどうかは不明)と浮気してやがった。
「A男のことが片付いたから、自分も(その女)と新しくやり直したい」
だってさ。

910: 名無しさん@おーぷん 2016/04/29(金)16:36:00 ID:fnD
3.

昔から夫は人好きのするA男に劣等感を抱いており、
「自分は結婚して子供もいる」
ということでやっと優越感を保ててたのに、A男が“一回り年下の美人嫁”を2人もゲットできたことがうらやましくてたまらなかったらしい。
B子やD子に気があったわけではなく、単に年齢差と容姿にね。

夫いわく
「君はしっかりしすぎていて俺の出る幕がなかった。俺は君から目下に見られていた」
知るかバカっ。
(あんたの弟のことだから私だって…)
怒り心頭の私に、娘がほとほとあきれたという顔で
「もういいよ。出て行こうよ、こんな家」
この5年、どれほど娘に我慢を強いていたか、やっと気づく私も毒親。

さて話し合いも約束事も書類作りも全部終わった。
年明けから別居して、私は仕事もしている。
怒りよりも今は哀しいだけだが、すっきりした気分が勝ち始めている。
しっかり者で頼りになる娘だが、彼女の負担にならないよう頑張りたい。

おしまい。


911: 名無しさん@おーぷん 2016/04/29(金)18:00:13 ID:Yyk
>>910
娘さんとお幸せに
あと、ロミオメールきたら専スレにてお待ちしてます(来そうだよね)
(続きのお話)



幕はおりたのだろうか (講談社文庫)